
新型コロナが流行り始めてからだいぶ経ち、なんとなくウチは感染しないんだろうなぁ…と謎の思い込みをしていた我が家に、とうとうウイルスがやってきてしまいました。
始まりは突然に…
娘、発症(発熱→診断)

なんか、熱があるかも
朝までは元気だったのに、急に38℃台の発熱。
病院でPCR検査をしたら「陽性」でした。
え〜っ??

取りあえず、翌日以後1週間分のシフトを誰かに代わってもらわないといけないので、バイト先に連絡。
続いて、大学の学務課に連絡。
(紙の診断書を提出するように指示されました。)
また、1週間分(つまりすべて)の授業担当教諭にメール連絡。
(※授業の欠席を公欠扱いにしてもらうためには、それぞれに連絡が必要だそうです。)
そして、担当教授(担任の先生的な方?)にも連絡。
…っと、ゲホゲホ咳をしながら、連絡の嵐が始まりました。
同居の家族は濃厚接触者、慌てる家族
同居家族は、自動的に濃厚接触者です。
…ということは、5日間自宅待機になるので、職場やもうひとりの子どもの学校と塾へ連絡。
無症状の濃厚接触者は、PCR検査を受けられない

ちょっと待って。もしかしたら、まだ症状はでていないけど、全員感染しているんじゃない?
我が家は、食事も一緒にするし、けっこうベタベタで密な生活をしています。ひとり感染したら、多分全員アウトかと。
残りの家族もPCR検査を受けようしようとしたのですが、濃厚接触者でも発熱していないと検査対象外のため、断られてしまいました。
翌日、自分と夫も発症
初めての鼻ぐりぐりPCR検査

しかし、娘の発症の翌日夜から、私と夫にも発熱症状が現れ始めました。
かかりつけクリニックの発熱外来を予約して、指定された時間に受診。
簡単な問診のあと、PCR検査を受けました。
いわゆる長い綿棒みたいなもので、鼻の穴の奥の方をぐりぐりこする検査です。
初めてなのでドキドキしましたが、優しめにしてくれたのか、それほど痛くはありませんでした。
検査結果は2時間後に電話で連絡する…ということで、取り敢えず帰宅。ここまで所要時間は30分くらい。
症状の対処用として、いくつかお薬を処方してもらいました。

↑解熱剤がなくなっていたので、助かります。私はこれ(カロナール)が効きやすい体質のようで、熱はすぐ下がりました。

↑喉が痛く咳が出るので、そのお薬も。
※ちなみに処方せん薬局では、発熱の人は中に入らず、薬局の外で待ち、薬剤師さんが外に出てきて説明と会計をしてくださいました。大変ですよね、お疲れさまです。
PCR検査の診断結果は、2時間後にクリニックから電話連絡がきました。
残念ながら、夫婦ともに「陽性」。
自分で「陽性」登録

「陽性」判定が出たら、自分でMY HER-SYS(マイハーシス)に個人情報や症状を登録。

入力項目が多かったり添付画像(本人確認書類)を撮ったりで、けっこう時間がかかりました。
以前は病院のほうでこの作業をしていたのかと思うと、忙しいときにこれは…大変。
登録が完了すると、自治体から登録完了メールが来ます。
そして、翌日から毎朝9時に、状況を入力するようにお知らせが届きます。
症状の推移

我が家の場合、新型コロナの症状は発熱から始まりました。
1〜2日ほど37〜38℃台の熱が出て、頭痛や関節痛があり、それが治まると急に元気に。
ただ、鼻水、喉の痛み、咳がしばらく続きました。
気になるのは、娘のみですが、味覚がおかしくなっていて、味があまり感じられないようです。
例えばプリンを食べても、なんだか冷たいうっすら甘いプニプニしたものに感じるそうで…
早く治ればいいのですが、心配です。
陽性になったら仕事はどうなる?
夫婦とも、熱が高かったのは1日で、その後は、在宅なら普通に勤務できるくらいの体調でした。
夫はもともと在宅勤務の仕事なので、陽性判定が出ても普段どおりの在宅勤務。
私は派遣社員で基本的には出社勤務なのですが、自宅療養期間(1週間)は在宅勤務にさせてもらいました。
また、発症日の前日まで出社していたので、社内の濃厚接触者を判定するために報告が必要で、
- 最終出社日に座っていた席
- マスクを外して会話した人はいるか(昼食時など)
- マスク有りで15分以上会話した人がいるか
などを聞かれたりしました。
ちなみに、新型コロナで休んだ日の扱いは、正社員の夫の会社規定では「(有給以外の)特別休暇」、派遣社員の私は「有給休暇」。
巻き込まれた中学生(濃厚接触者)
大事な模試が受けられず…

4人家族の中でただひとり発症しなかったのが、中学生の息子。
しかし、同居家族は濃厚接触者にあたるので、5日間は自宅待機です。
運悪く、待機期間に模試が含まれていました。
たかが模試、されど模試。
某県民はよくご存知の「北辰テスト」なのですが、これの偏差値が私立高校の合否に関わってくるので、非常に大事なんです。
濃厚接触者ではあるものの無症状なので、別室受験できないかな…と思って調べてみましたがダメでした。

↑濃厚接触者は来ちゃダメ、別室受験もダメと。
残念ですが、来月にあと1回、受験のチャンスがあるので、そこでがんばってもらうことにします。

↑欠席した人には、後日自宅宛に問題が郵送され、提出すれば採点してもらえるようですが、ちゃんとした偏差値は出ないそうです。まあ、仕方ないですよね。
でも、これで受験校が変わるかもしれないし…。
担任の先生や塾に連絡したときも、「北辰受けられなかったかぁ~、イタいですね…」と叫ばれてしまいました。
タイミングが悪いというか、息子には申し訳ない気持ちです。
中学校の三者面談も延期
中学3年生の11月は、進路について話し合う三者面談もありまして、これまた自宅待機期間に重なり延期に。

あの…、受験する高校は決まったので、この電話で面談ってことでもよろしいでしょうか?
と聞いてみましたが、

さすがにそれは…。後日改めて三者面談しましょう
だそうです。
パソコンでオンライン授業

自宅待機の途中からは、近所の友だちに持ってきてもらった学校のパソコンを使って、オンラインで授業に参加していました。
授業中の様子をちらっと覗いてみましたが、画面には黒板と先生が映っていて、教室で授業を受けているのと変わりません。
※ただし、音声がミュートになっていて聞こえなかったり、先生が邪魔で板書が見えなかったりといったハプニングはよくあります。
ホームルームにも参加できるし…。
長期で学校を休んでも、置いてけぼりになりませんね。
自治体の支援物資が充実していた

↑医療機関でもらった自治体の支援物資のチラシ。
電話をすると、翌日に配達していただけました。

トイレットペーパー・ティッシュペーパーなどの日用品1箱と、食料品4箱。意外と大量。
ありがたい…。
特に食料品は、野菜ジュースやレンジでチンするご飯、缶詰7種類など充実していて助かりました。
また、足りないものは、ネットスーパーを利用しました。

用意しておけばよかったもの
体温計を複数

体温計はもちろん家にあったのですが、1本しかなくて、そうすると使うたびにアルコール消毒することになるので面倒でした。
せめてもう1本あれば、感染者用とそれ以外の人用に分けられてよかったかな…と思います。
お盆(トレイ)
最初は娘だけが陽性だったので、食事は自分の部屋で食べてもらっていました。
そのときに必要なお盆(トレイ)が、ウチにはなかったんですよね。
ご飯とかおかずとかをひとつずつ持っていく作業は、お盆があれば、もう少しスムーズだったかと。
新型コロナになってみて、思ったこと
感染の原因・発症の違いはよく分からない
我が家で最初に発症したのは、大学生です。
1週間前まで遡ってみましたが、基本的に、行動範囲は学校やバイト先↔自宅の往復と、途中で立ち寄ったスーパーくらいなので、普段の生活のどこで感染してしまったのか、よく分かりません。
外へ出れば、誰でもどこでも感染の危険性はあるということですよね。
むしろ、今まで感染しなかったのが不思議なのかもしれません。
ちなみに家族全員、ワクチンは3回目まで接種済みです。
ただ打ったタイミングが違って、今回発症しなかった息子が一番最後に打ったので、予防効果が残っていたのかもしれませんが…?ワクチンの効果は、よく分かりません。
マンションで隔離生活は難しい
最初、感染者がひとりだったときは、全員別の部屋で食事したり、トイレのあとはアルコール消毒したりと、一応感染対策を心掛けていましたが…

狭いマンションの一室で、トイレもお風呂もキッチンもひとつで、さらに私自身も感染してしまったら、隔離生活は難しいです。
マスクして消毒して、味見もしないで料理してましたが、作っている人が感染者だからね…、無理でした。
電話が繋がりにくい

連絡の手段が電話のみのところが多く、しかもなかなか繋がらないので困りました。
まず、病院の発熱外来。繋がるまで30分くらい掛かりました。
支援物資依頼の連絡も同じくらい。
中学校の欠席連絡も、ウチの子の通っている中学校では、8時から8時15分までの間に電話連絡しなければならないルールなのですが、ずっと話中で繋がりませんよ〜。
メールやLINEで連絡できる仕組みがあればいいのですが…。
子どもの生活がだらける

中学生が1週間も家から出られないと、
ほぼ寝てるかゲームするかYou Tube見てるか…
面倒くさいので着替もせず、ずっとパジャマ生活。
唯一着替えたのは、お友だちが学校の荷物(教科書やパソコン)を持ってきてくれたときだけですね。
だらだらした生活になります。
いや、ちゃんと規則正しい生活や勉強をする子もいるかもしれません。
ウチの子は、無理でした。(受験生なのに)
狭い空間、暇すぎてテンションがおかしくなる
外出できないことが、こんなにストレスになるとは。
早朝のゴミ出しで、ちょっと外に出るだけでも、「新鮮な空気、最高〜!」と感動すら覚えました。
支援物資が届くのが待ちきれなくて、「物資、ぶっし、ぶっし」と謎の掛け声で踊っているうちに、いつの間にか

ぶっしー、ぶっしー
あ・な・た・は、ぶっし〜
き・ら・き・ら、ぶっし〜
とレキシの「きらきら武士」を口ずさんでいたり
だいぶ、変なテンションになっていました。
時間があるので、家族みんなでベランダで皆既月食をゆっくり観察できたのは、よかったです。
以上、新型コロナに感染してしまった我が家の様子のレポートでした。
最近また感染者が増えてきたようで「第8波の始まりか?!」と言われています。
みなさま、体調にはお気をつけください。