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エリカワ
アラフィフのパート主婦
夫と子ども2人(大学生と中学生)を観察・応援しながら、ほどほどに働き、楽しく暮らしたいアラフィフ主婦。
モットーは「とりあえずやってみる!」
気づいたことや学んだことを共有します。

【高校受験の塾選び】集団型?少人数?個別指導?自分の子どもに合った塾選び

我が家には子どもが2人いて、それぞれ違う塾に通っていました。

なぜ2人とも同じ塾に通わせなかったかというと、2人のタイプ(性格)が全く違ったから。
下の子は、上の子が通っていた塾には合わないと思ったからです。

塾を選ぶときはまず、チラシやパンフレット、説明会などで情報を集めて検討すると思います。
塾の口コミサイトを見てみたり、お友達が通っている塾の様子を聞いてみたり…。

しかし、それだけでは違いがよく分かりません。
実際に我が家でも、通い始めてから「ちょっと思っていたのと違うかも…」と感じることもありました。

そこで、子ども2人を塾に通わせた経験や、大学生の娘がアルバイトをしていた塾での様子などをもとに「子どものタイプにあった塾の選び方」についてまとめました。

これから、高校受験に向けて子どもの通う塾を検討している、公立中学校に通うお子さんをお持ちの親御さんの参考になれば幸いです。

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目次

【塾に通う目的】高校受験対策?学習習慣?遅れをフォロー?

学習習慣の確保:コロナ禍で頼りになったのは塾

下の子が中学に入学したのは、ちょうど新型コロナで最初の緊急事態宣言が出されていた時期。

入学してから2か月間、オンライン授業やプリント学習、時差登校で部活も行われませんでした。

家にずっといるのでだらだらしてしまい、生活リズムの乱れや学習の遅れが心配になりました。

しかし、塾に通っていたため、つまづくことなくスムーズに中学校の勉強がスタートできました。

通っていた塾は少人数クラスだったこともあり、すぐにオンライン授業に対応し、通塾の授業も併用しながらいつも通りに授業を続けてくれました。(むしろ学校がない分、通常より丁寧に多めの時間を使って対応)

高校受験はまだまだ先ですが、最初に勉強につまづいてしまうとその後が大変です。スムーズなスタートを先導してくれた塾に感謝。

「英語」「数学」「国語」を教わるなら、週3日つまり1日おきに塾に通うことになります。

自学自習ができるような子や、勉強しなくてもなんとなくできる子は放っておいてもいいのですが、我が家の場合そんなことしていたら大変です。全く勉強しないでしょう…。

塾は、自分で勉強できない子の「ペースメーカー」

わからないところを教わる

苦手科目がある場合や、完全につまづいている場合、学校では、ひとりひとりの個別対応には限界があります。

塾に行くとしても、集団型の教室授業にはついて行けず意味がないので、「先生1人対生徒1人」や「1対2」の個別指導塾がおすすめです。

個々のレベルに合わせて教えてもらえるので、例えば小学生で習ったことがあやふやだった場合は、まず小学校の範囲から勉強することもできます。

基本が理解できていないと、どんどん分からなくなってしまうので、周りに追いつくまでは「個別指導」→できるようになってきたら「集団型」に変えるのもいいかも。

個別指導塾では、自分のペースに合わせて教えてもらえる

定期テスト対策・模試対策・英検対策

各種の試験対策を、家庭で完璧に行うのは大変なので、そこはプロ(塾)に頼みましょう。

塾によって差はありますが、我が家がお世話になっている塾では、下記のような対策を(通常授業とは別に)実施しています。

  • 各中学校ごとの定期テスト対策
  • 模試対策
    (筆者は埼玉県在住のため「北辰テスト」がかなり重要※)
  • 英検1次筆記・2次面接対策
    (面接対策は、トントン「May I come in?」と部屋に入るところから練習⁉)

※埼玉県以外の方には関係ないお話ですが、埼玉県の中学生が塾に行く意味の半分以上は、この「北辰テスト」対策だと思います。なぜなら、私立高校の合否に「北辰テスト」の偏差値がとても重要だから。

「定期テスト」「英語検定」「模試」の対策は、塾で

高校受験対策:仲間やライバル

塾では、成績が同じくらいの子が同じクラスに集まります。

中学校は違いますが、何年間も塾の同じクラスで学んでいるので、男女問わず仲良し。

学校以外に、仲間やライバルができるのも塾の良いところ

高校受験対策:高校と塾のパイプ(入試情報が得られる)

高校の説明会には、子どもや親が行く学校説明会のほかに、塾関係者が参加する説明会があることをご存じですか?

塾には高校のパンフレットや資料がたくさん置いてありますが、実は、近隣の私立高校の受験担当者と塾関係者はけっこう連絡を取り合っています。

私立高校の学校説明会に行くと、受付票に「通っている塾」を記入する欄がありますよね。高校から塾に、説明会に参加していた生徒について照会が来ることもあるそうですよ。

大手の塾だと、塾主催で高校の担当者を呼んで説明会をしたり、実際の高校の教室で試験問題解説を行ったり、「塾生だけが参加できるイベント」があります。

受験のモチベーションが上がりますね。

塾生だけが参加できる、高校受験イベントがある

高校受験用の塾に通い始める時期:小学生から?中学生から?

ここまで、塾に行くといろいろなメリットがあることを説明してきました。

では、いったいいつから通い始めるのがいいのでしょうか?

【確認要】高校受験の内申点は中3から?中1から?

高校受験について最初に確認していただきたいことがあります。

それは「県立高校受験の内申点について」

県立高校の受験には、中学校の成績(内申点)の割合が大きいです。

ただ、県によって3年生の成績だけが対象のところと、1・2年生の成績も加算されるところがあるようです。

ちなみに、埼玉県の内申点は、1年生の成績から加算されます。
1年生の成績が悪すぎると、3年生になっていざ受験校を選ぶときにかなり影響が出ます。

つまり、1年生のうちから内申点を上げておかないとマズイのです。

ここでちょっと、我が家の失敗談を

★ちょっと失敗談★
上の子は、放っておいても割と成績がいいほうでした。
小学校までは、テストもだいたい100点満点が取れちゃうタイプ。
中学校に入ってからもそのまま行けるかな…と思っていたら、1年生の2学期に急に数学が分からなくなってしまいました。
2学期の通知表を見てびっくり!
自分で塾に行きたいと言い出し、1年生の冬期講習から塾に入りました。
結局、学校の成績(通知表)の挽回は間に合わず、県立高校は諦め私立高校のみを受験することにしました。
塾に入ってから成績はとても上がったので、早めに通わせておけばよかったなぁ…と反省しています。

上の子のときの反省から、下の子の塾選びと通い始めるタイミングは早めから検討。
中学受験はしなかったのですが、小学5年生から高校受験用の塾に行かせることにしました。

スタートでつまづかないように早めの入塾がおすすめ

春から入るなら「3月から」お試しなら「夏期講習」

普段の授業期間でも「お試し受講」を設けている塾が多いので、入塾のタイミングはいつでも思い立ったときでいいと思います。

ただ、学年の区切りで入りたい場合は「3月」からがおすすめです。
なぜかというと、塾の年間スケジュールは、3年生の受験が終わった「3月」から年度がかわるので。

※学校の新学年に合わせて4月から入ると、スタートが少し遅れてしまいます。

1月末くらいから2月にかけて塾の説明会が多く開催されているので、近所の塾のホームページやチラシをチェックしてみてください。

普段は部活や他の習い事が忙しくて時間が取れない子は、夏期講習などの長期休みの講習から試してみるのもいいかもしれません。

・早めに情報収集して、子どものタイプにあった塾を見つけることが大事
・スタートでつまづかないように、早めに塾に通い始めることがおすすめ
・新学年のスタートは「3月」から

塾を選ぶときのポイント(授業料以外)

実際に、塾を選ぶときには授業料に注目してしまうことが多いと思いますが、その前にその他にも意外に重要なポイントがあるので、ご紹介します。

塾までの距離・ルート

子どもが週の半分くらい通うことになる塾なので、通いやすい立地は重要です。

天気が悪い日もあるので、なるべく近くて、できれば歩いて行ける距離にあるのがベスト。

帰りの時間が遅くなるので、安全で人が多い道を通って帰ってくるようにしましょう。

我が家の場合、
上の子(娘)は、塾まで歩いて通っていました。
家の前の大通りをまっすぐ歩いて15分くらい。
帰りは、方向が一緒の仲の良い男子と一緒に帰ってきていました。

下の子(息子)は、自転車で10分くらい。
雨の日は歩いて行きます。
塾の近くに不良なグループがたむろしていることがよくあるので、細道(近道)を通らずに大通り沿いを走ってくるように言っていますが…

塾に着いたときと帰るときに、カードタッチの出欠連絡が親の携帯に届くようになっているのですが、塾を出てからしばらくお友達とおしゃべりをしていてなかなか帰ってこないので、親はハラハラします。

週の半分を何年も、しかも夜に通う塾だから、立地は重要

授業形式:集団型・少人数・個別指導

子どものタイプや通塾の目的にあった授業形式「集団型」「少人数」「個別指導」を選ぶことが大事です。

【集団型】
大手塾はだいたいこのタイプ。
カリキュラムや模試の指導がしっかりしているので、塾について行けば県立高校の受験はだいたいO.K.かと。
ただ、1クラスに生徒が20人くらいいるので、よっぽど積極的でないと個別の対応はしてもらえません。
上位のクラスには入れれば、ベテランの先生や手厚い指導が受けられるのですが、下のクラスは授業になっていないことも…。
合格実績や受験に関する情報量は多いので、成績が中くらいより上の子(特に上位の子)におすすめ。

★ちょっと失敗談★
我が家の娘は、学校の内申点が悪く、模試の成績が良かったので「私立高校」を受験することにしました。
通っていた塾は近所では1番規模の大きな「集団型」の塾だったのですが、中学3年生のクラスがすべて「県立高校」対策なので、私立高校だけを受験する子は上位クラスに入れず下のクラスに変更されてしまいました。
中学3年生の途中から塾に行っている意味がなくなり、結局、受験前に退塾することに。
「私立高校」の受験対策について、入塾のときに確認しておけばよかったと思いました。
成績が上がったので塾には感謝しているのですが、最後のほうの対応にモヤモヤが残ってしまいました。

【少人数】
1クラス6人くらいの少人数で授業をする塾。
面倒見がいいので、大人数の塾では心配なぼーっとしているタイプの子におすすめ。
定期テスト対策や英検対策など、細かい指導をしてもらえることも。
(※ただし、塾長のヤル気にかかっています。)
少人数塾でも県内に何校も校舎があるような塾は、テキスト・毎月のテストなど教材面は大手の集団塾と変わりません。
1クラスの人数が少ないため、毎月のテストの結果(順位)で子どもたちの競争心も高まるし、先生との距離が近く手厚いフォローをしてもらえるので、個人的には「少人数」塾が一番おすすめ。
ただし、各中学校の成績1番の子たちは大手の「集団塾」に行きがちなので、頭の良い子は「少人数」塾に来てしまうと少し物足りないかもしれません。

【個別指導】
先生1人に、生徒が1人か2人。
完全に自分用のカリキュラムで進めてもらえるので、極端に学習が遅れている子や、逆にかなり先取りしている子におすすめ。
また、受講時間の変更にも対応してもらえるので、集団塾の時間割どおりに通うことが難しい事情がある子にもおすすめです。

子どものタイプに合った塾の授業形式「集団型」「少人数」「個別指導」を選んで!

塾長の人柄・熱量

塾長の人柄やヤル気が、実はかなり塾の雰囲気に影響します。

実際、息子の通う塾は塾長が変わった途端、子どもたちのヤル気と成績が上がり始めました。
(以前の塾長のときの実績が悪くて、ベテラン塾長さんが投入されたようです。)

先生が自分たちのことを気にかけてくれて、一生懸命がんばっていると、自然に子どものほうも応えようとして努力するようになるのでしょうか。

まあ、異動で途中で変わることもあるので、こればっかりは運なのですが…。

以上、高校受験の塾選びについてのレポートでした。

公立中学校からの高校受験は、本人のがんばりだけでは実力が伸ばしきれず、「塾」によってかなり左右されると思うので、「塾選びの大切さ」をお伝えしたく、かなり熱く語ってしまいました。

参考にしていただければ幸いです。

がんばれ、中学生!

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