
特技がない人の部活選び(高校)
特に「これ」と決めていないなら…
高校に入ってすぐ直面する「部活どうしよう」問題。
中学生のときに入っていた部活を続ける人や、何かやりたいことが決まっている人はいいのですが…

別に部活に入らなくてもいいかな…

運動苦手だし…
ちょっと待って!
部活動をしないのはもったいないよ、高校の3年間。
もしかしたら、新しい世界が開けたり、一生の友達ができたりするかもしれないし、イヤだったら辞めればいいのだし、とりあえず何か始めてみようよ!
…というわけで、高校生の部活選びについて、経験を交えて戦略的に考えてみたいと思います。
特に、運動が苦手な子や新しいことを始めてみたいと思っている子の、部活選びの参考にしていただければ幸いです。
珍しすぎるより、全国大会があるくらいがいい
高校から始める部活動。
ずばり、おすすめは「珍しい部活」です。
珍しいと言っても、日本に一つ…のレベルではなくて、全国大会があるけれど県内に10校もない…くらいの「やや珍しい部活」を狙ってみてはいかがでしょうか。
音楽系:みんな初心者「マンドリン部」

突然ですが、マンドリンという楽器をご存じですか。
ピックでテロテロ…と弾く弦楽器です。
実は私、高校のときマンドリン部でした(笑)。
「やや珍しい部活」なので、新入生はみんな初心者からのスタートです。
↑これ、高校生の部活選びにおいて、結構重要です。
音楽系の部活は他にもありますが、吹奏楽や軽音楽だと、中学生の頃からやっている子と、最初から差がついていて、初心者はなかなか追いつけません。
その点、全員初心者だと、一緒にスタートして成長していけます。
また、マンドリン部に入ってから気づいたいいことが、もう一つあります。
マンドリン部自体は古くからある部活で、全国大会もあります。
しかし、県内にマンドリン部がある高校が少ないので…
ちょっと頑張れば、県代表になれます!
吹奏楽や合唱部と比べると、優勝の壁が低い!
とても低いです(笑)!
実際に、私も在学中に県代表となり、全国高校文化祭に行くことができました。

全国大会開催地の四国に、部員みんなで新幹線に乗って行きました。高校時代のいい思い出です。
県大会突破のポイントは、他校より圧倒的に難しい曲を選ぶこと。
それだけで、ほぼ優勝間違いなし(笑)!
※もちろん、練習も大事だし大変です。
運動系:運動苦手でも「パワーリフティング部」

最近の例をもう一つ。
知り合いのA子さん(大学生)。
中学生の頃は吹奏楽部でしたが、高校では別の部活をやってみようと思い、友人が入っていた「パワーリフティング部」のマネージャーになりました。
大会のときに、人数合わせのために急遽選手エントリーしたことをきっかけに、マネージャーから選手に転向。
翌年には、全国優勝し日本代表へ。


そんなことがあるんだねぇ…
A子さんは小柄で、とてもパワーリフティングの選手には見えませんが、試合は体重別でクラス分けされているので、小柄な人でも大丈夫なのだそうです。
特に、女子の体重が低いクラスは、選手の数が少ないので、頑張ればすぐ上位に上がれるとのこと。
珍しさで選んでみたら、いいことだらけ
まとめると…
珍しい=敵が少ない
前述のとおり、珍しい部活はやっている人数が少ないので、頑張ると、始めて1年で全国大会に行けることもあります。
よーく探すと、運動が得意ではない人でも始められそうな運動部もありますよ。
内申書「活動欄」→進学に繋がることも
先ほどご紹介したパワーリフティング部のA子さんは、推薦入試で有名大学に進学しました。
一般入試でも、出願するときに「ポートフォリオ」や「学業以外の活動」を記入したり入力したりしますよね。

「部活で優勝」のような分かりやすい結果があると、入試でアピールできますよ。

部活探しは入学前から
高校が決まったら、その学校にどんな部活があるかチェックしてみてください。

え、何これ?面白そう。
…と思ったら、ぜひ見学に。
運命が変わるかもしれません。
私がもし高校生だったら、入ってみたいのは…
「フェンシング部」「射撃部」「かるた部」など。
(あったらだけど…)
高校3年間はあっという間。
戦略的に楽しんで!