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アラフィフのパート主婦
夫と子ども2人(大学生と中学生)を観察・応援しながら、ほどほどに働き、楽しく暮らしたいアラフィフ主婦。
モットーは「とりあえずやってみる!」
気づいたことや学んだことを共有します。

【扶養内パート事務】金融機関(支店)の融資事務のお仕事って、こんな感じです

1年間、金融機関の支店で、パート事務職員として働いてきました。

家庭生活重視のアラフィフ主婦が扶養内で働くには、とても働きやすい職場でした。

これから、近所の金融機関でパート事務の仕事を検討中の方の参考になれば…と思い、「金融機関のパート事務(融資事務)」についてまとめてみました。

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目次

「扶養内パート」「事務」「アラフィフ歓迎」の仕事の探し方

扶養内パートのお仕事はいろいろありますが、自宅近くで「事務」の仕事、40~50代主婦…となると、求人が限られできます。

チラシや無料の求人紙でよく見かけるパート事務の仕事は、郵便局や宅配便の集配センターの電話対応など。

などインターネットの求人サイトで「パート事務」の仕事を探すと、役所や銀行などいろいろな求人が出てきます。

私の希望する仕事の条件は下記のとおりでした。

  • 扶養内(15時までに帰宅できること)
  • 事務の仕事(今まで事務の経験しかないのと、事務処理が好きなので)
  • 自宅から職場まで30分以内
  • 服装が自由(体型が太めなので「制服あり」の職場は無理かと)

求人を希望条件で絞り、抽出された求人内容の詳細を確認していきます。

「年齢不問」となっていても、「20代活躍中」「20代歓迎」と謳っている会社は、応募してもアラフィフが採用されることはなさそうなので、残念ながら却下。
応募しても時間の無駄です。

そうやって探していたら、見つかったのが「金融機関のパート事務」でした。

金融機関のパート事務、応募から採用決定までの流れ

ハローワークの紹介状が必要

私が見つけた「金融機関のパート事務」の仕事はハローワークの求人だったので、応募するときに「ハローワークの紹介状」が必要でした。

そのため、ハローワークインターネットサービスで見つけた「求人票」をプリントアウトして、すぐハローワークへ行き「紹介状」を発行してもらいました。

人気の求人は、応募が殺到します。
掲載終了日よりも前に応募が締め切られる場合があるので、毎日求人をチェックし、良い求人を見つけたらなるべく早めに応募しましょう。

応募書類を郵送

ハローワークに発行してもらった「紹介状」と、「履歴書」「職務経歴書」を郵送。

3日後に、面接の連絡がありました。

この金融機関の場合、応募順に書類審査し、すぐ面接をするパターンでした。
求人を掲載した初日に応募してきた私が面接1人目だった…と、採用後に言われました。

面接2回(採用担当者、責任者)

面接は2回ありました。
1回目は、採用担当者(副支店長)と1対1で。
2回目は、1回目のの翌週に、採用担当者+支店長(責任者)と2対1で。

面接2回…と言っても、大事なのは最初の面接。
2回目の最終面接は、支店長との顔合わせみたいな感じでした。

正社員ではなくパート職員の面接なので、あまりビシッとスーツを着て行っても張り切りすぎかしら…と服装に迷いましたが、無難に「紺色のジャケット+白いとろみブラウス+グレーのパンツ+黒パンプス」のきちんとした格好で面接に臨みました。

[面接で聞かれたこと]
・今までの職務経験
・職場の年齢層が高めだが大丈夫か?
・協調して仕事をしていく必要があるが大丈夫か?
・希望の勤務シフト、勤務開始日について
・仕事でストレスが溜まったときや落ち込んだときはどうするか?
・家族構成や夫の職業について

家族のことや夫の職業は、プライベートなことなので、本当はあまり面接で聞いてはいけないことなのかもしれませんが、「もしよろしければ教えていただきたいのですが…」という感じで聞かれました。

金融機関というお金を扱う企業柄、パート職員でも、反社会的勢力の関係者だったり、借金で生活が回らなくなっていたりしてはいけないので、確認しているのだと思います。
(もしかしたら、私自身も採用前に信用調査をされているかもしれません。)

金融機関の庶務&融資事務パートの仕事内容

するすると決まったパート事務の仕事ですが、実は初めての業界。

分からない業界用語(?)がたくさんで、初めは不安でした。

しかし結論から言うと「分からないことはちゃんと教えてもらえるから大丈夫」。
そもそも、扶養内パート職員に責任の重い仕事は回ってこないです。
「正職員の指示に従って補助業務をする」のが金融機関パート職員の仕事なのです。

支店にはパート職員が数名いて、それぞれ勤務する曜日も時間もバラバラ。
パート職員は仕事の内容でざっくりと2つのチームに分かれていて、私が担当していたのは庶務・経理・融資事務でした。

[主な仕事内容]

  • 書類のチェック、入力、ナンバリング、ファイリング
  • 融資に係る後方支援業務
    (契約書作成・締結、融資の事後管理等)
  • 簡易なOA処理
    (業務システムへの各種入力、Word・Excelによる資料作成)
  • 郵便物の受発送、配布
  • 経費のシステム入力
  • 消耗品の在庫管理・発注

[接客・電話対応]
基本的に窓口の接客はありませんが、正職員が昼休憩中などで離席している場合は窓口に出ることもあります。
書類の不備連絡等で、お客様に電話することもあります。

忙しくは…ない

仕事の内容は、正職員の方が丁寧に教えてくれますし、研修もあるので、パソコンが使えればそれほど難しくはありません。

仕事量は波があるので、忙しい日もあれば暇な日もあり…。
私が今まで働いてきた職場と比べると、保険代理店>大学>金融機関 の順で忙しいです。

ってことは「暇」じゃん!

※多分、パート職員1人分の仕事を3人で分けているからだと思います。

もし仕掛中の仕事が終わらなくても別の人に引き継いで帰れるので、残業は一切ありません。

体力は…少し必要

金融機関の特徴として、紙で保存しておかなければいけない大事な書類が多いです。
毎日のように新しいファイルを作成し、書類を綴じ、ファイルが溜まると別の場所にある倉庫に運ぶ…という作業もあるので、結構体力も必要です。

郵便物を郵便局へ出しに行く作業もあるので、事務と言っても完全なデスクワークというわけではありません。

ちなみに発送する郵便物は1日に100部を超える日もあり、多めです。
届く郵便物や宅配便も多いです。

あまりに郵便物が多いとテンションがおかしくなってきて、「いかに早くきれいに郵便物を開封しようか」などと、ひとりで郵便物と戦い始めたりしがちです。

休みの日に、早くきれいに開封するための道具を探したりするのは、もはや職業病かもしれません。↓

細かい字が…老眼だとつらい

融資の契約書は、とても大事な書類なので間違いがあってはいけません。

特に「数字」

老眼が始まっているアラフィフは、画面や書類上の数字「3」「6」「8」の区別が…、ちょっとつらいかも。

短時間勤務パートのスケジュール

1日4時間パート勤務のスケジュールは、こんな感じです。

朝、子どもを学校に送り出してから、ゆっくり身支度
9:30 家を出発
10:00 出社(早く着きすぎてもいけないルールなので10:00~10:10の間に着席)
14:00 退社
買い物したり、銀行に行ったり、本屋さんに行ったり…
15:00 帰宅

4時間勤務のパート職員は休憩時間がありません。
10時から14時まで通し勤務です。

お腹がすきます

お昼ご飯を食べるタイミングがないのがちょっと…ですが、朝ご飯を家を出発する直前に食べれば、なんとかもちます。

買い物や銀行にも余裕で行けるので、フルタイム勤務のころに比べると、だいぶ生活スケジュールに余裕があります。

金融機関の支店の人々

穏やかなきちんとした真面目な人が多め

働く前までは、金融機関のイメージは「かたい」とか「半沢直樹の世界?」でしたが、実際はちょっと違いました。

「かたい」…というか、仕事は細かくきっちりしていますが、職員はピリピリしていなくて、ときどき談笑しながら仕事をしているような「落ち着いたなごやかな」職場でした。

※個人的な感想です。金融機関と言っても、会社が違えばそれぞれ社風が違うと思うので。

再雇用の60代の方から新入社員の若者まで年代はさまざまですが、分からないことがあったら相談したり教えあう文化があり、大声で怒鳴るようなパワハラもなく、穏やかな人が多い印象です。

正職員は基本的に全国転勤のある総合職で、3年おきくらいに異動になる「転勤族」。
したがって、年度末の異動の時期になると、支店の5分の1が入れ替わります。大変ですね。

地域限定の一般職の職員もいますが、現在は新たな「一般職」採用をしていません。
これからは、今まで「一般職」がやっていた業務を、パート職員で行うようにシフトしていくそうです。

パート職員は40代~50代が中心

パート職員は、支店職員全体の5分の1を占めています。

雇用契約は1年契約で、契約更新は4回まで。
つまり「5年」が契約期間のMAXなのですが…。

最後の勤務から半年経つと通算勤務期間がリセットされるので、半年後にまた新規雇用としてパート勤務に復活する人が多いです。

年に1度、振り返りの評価面談があり、普通に働いていれば翌年度の時給が少し上がります。

私の勤務していた支店では、パート職員は40代~50代の人が多く、もともとその金融機関で働いていたOGもいましたが、半分以上は、業界未経験の人でした。

業務経験より、「穏やかで協調性のある真面目な人」をパートの採用基準にしているような気がします。

年代が近い人が多いので、仕事のこと以外に、子どもの受験や流行りのテレビドラマ、体調や更年期のことなどざっくばらんに話せて、パートの人間関係はよかったです。

仕事を辞めたあとも、おしゃべり友達として、ときどきランチしています。

金融機関パートはこんな人におすすめ

業務未経験でも誰でも大丈夫…と言ってきましたが、特に金融機関パートをおすすめしたいのは、

ずばり、

単調な作業の中に楽しみを見つけられる、コツコツモクモク変態さん

例えば…

「穴あけパンチ好き」
分厚い書類に、業務用パンチで一気にファイル用の穴をあける作業に喜びを覚える人

「ホッチキス好き」
1㎝を超える書類の束を、業務用ホッチキスでガチャンと一気に留める作業でスッキリする人

「ファイル好き」
収納引き出しの中に、順番にきれいにファイルを並べたり、取り出したりするのが好きな人

「珍しい人名が好き」
書類をチェックしながら、珍しい名前や見たことがない漢字を見つけて楽しくなってしまう人

もし、上記に該当する方がいらっしゃいましたら、ぜひ、金融機関のパートに応募してみてください。
おすすめですっ!

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