実はいろいろな種類がある「就職支援セミナー」

昨年の夏に退職し、雇用保険の失業給付を受給しながら、いろいろなセミナーを受講しました。


失業給付を受給するための要件として、4週間のうちに「就職支援セミナーを2回受講する」ことが必要だったからです。
ハローワーク等が主催している、無料の就職支援セミナーは、毎月たくさん開催されています。

退職してハローワークに通うようになるまで、知りませんでした。
ちなみに
私が受講したセミナーのタイトルは、下記のとおり。
- 応募書類(添え状・履歴書・職務経歴書)の書き方
- 自己分析・セールスポイントについて
- 印象力アップの顔体操
- 面接のメイクアップ
- 第一印象アップのカラーセミナー
- 就職後にも役立つコミュニケーション~アサーション~
- 中高年の面接対策
- 中高年のコミュニケーション術
- 最近の労働市場と求人票の見方
- 副業について
- 介護と仕事の両立
- ストレスマネジメント
- メンタルヘルス入門
- 在宅ワーク入門
- 在宅ワーカーの契約トラブルについて
- 事務職について
- 営業・販売職について
堅い内容の就職支援セミナーだけではなく、趣味や豆知識のような内容のセミナーもありました。
どうせ受講するなら、楽しくて興味深いセミナーのほうがいいですよね。

そこで、私が受けた中で面白かったセミナーを、3つご紹介します。
※あくまでも、個人的な感想です。
面接のメイクアップセミナー

テーマ:面接のための「マスクメイク」~眉毛の書き方~
受講生:女性15名(30代〜60代)
講師は、普段はパーソナルスタイリストとして、髪型・メイク・洋服のスタイリング・姿勢・歩き方までトータルで指導しているという、ベテラン女性講師。
お話上手で面白い先生でした。
2時間の講義時間があっという間に感じられるほど情報量が多く、とてもためになったセミナー。
教わったことを、少し共有します。
メイクは何のためにするのか

メイクの目的は、ずばり「相手のため」です。
自分のことを見た相手が、不快にならないように整える身だしなみが、メイクアップ。
例えば、就職の面接のときは、面接官によい印象を持ってもらうためのメイクをします。
就職面接で印象をよくするために重要なのは「眉毛」

コロナ禍の昨今、面接のときにマスクは取らないので、顔の下半分はノーメイクでO.K.
重要なのは「眉毛」
具体的な描き方は省略しますが、ここで大変なことが判明しました。

私、今まで20年以上、眉毛の描き方を間違えていましたー!!
このセミナーで、正しい眉毛の描き方を教わったので、練習しようと思います。
これからは、ちゃんと眉毛が描けそうです(笑)。
あと、余談ですが、

眉毛、すごい「くせ毛」ですね
って、講師に言われました(笑)。
自分では気づいていませんでした、眉毛もくせ毛だったなんて…。

もう一度言いますが、
マスクメイクは「眉毛」が最重要。
あとは…↓
眉毛だけではなく、髪と姿勢を整えよう
おでこを出したほうが、明るい印象になるので、前髪は上げましょう。
あと、年齢が上がるとどうしても髪のツヤやボリュームがなくなってくるので、お手入れは抜かりなく。

大事な面接の前には、美容院に行って前髪だけでも整えることをおすすめします。
あとは、姿勢を良くすることも大事。
本当は容姿や年齢で差別してはいけませんが…、
採用する側の気持ちになって考えると、わざわざ予算かけて採用するのだから、感じのいい長く働ける人を選びたいと思うのは自然なこと。

面接だけではなく、仕事中も日常生活でも、見た目の印象は大事なので、気をつけていきたいと思いました。
メイクのセミナーでしたが、講師が本当に伝えたかったのは、
メイクだけではなく「髪から靴までのトータルで整えることが大事」
ということでした。
ハローワーク主催のセミナーでは、ときどきこのようにテーマから外れた内容になることがあります。
主催者から「就職用のメイク」というお題で請け負っているので、できるだけそれに合わせた内容にしていますが、講師が実際に教えたいのは違うことだったりするので、テーマ以外のこともいろいろお話してくれることがあるのです。
(ハローワークの職員の人も、見て見ぬふりというか…)

「当たり!」の講師だと、無料で、セミナーのテーマ以上にためになるお話が聞けるので、ラッキーですよ。
第一印象アップのカラーセミナー

テーマ:転職活動のための「第一印象をアップするカラーセミナー」
受講生:女性15名(30代~40代)
こちらも、テーマは「転職活動のため」でしたが、実際の内容は、ほぼほぼパーソナルカラー診断(簡易版)でした。
※一応、就活スーツの中に着るブラウスやシャツの色(同じ白でも青っぽい白からクリーム色に近いものまでいろいろあるので、自分に似合う色を選ぶこと)などの、転職向けアドバイスもチラッとありました。
受講生は、自分の「パーソナルカラー」を知りたい方ばかり。
講師は、普段パーソナルカラー診断や色彩を教える先生をしている方です。
布を使ったカラー診断やグループワークもあり、とても盛り上がりました。
このセミナーの後、パーソナルカラーに興味を持った私は、より詳しく診断してもらいたくなり、個人的にプロのパーソナルカラー診断を受けてみました。
そのときのことは、別記事で。↓

また、いろいろな色を見ているうちに「色」自体にも興味がわき、色の勉強もしてみました。↓

このように、就活セミナーから、仕事以外の趣味の世界が広がることもあります。
在宅ワーク入門

テーマ:在宅ワークの種類と始め方、先輩ワーカーのパネルディスカッション
受講生:女性50名(30代~50代)オンライン実施
在宅ワークを始めたい女性のためのセミナーです。
在宅ワークの種類や始めるために必要な基礎知識の説明の後、実際に在宅ワークを始めた先輩ワーカーのお話を聞きました。
このセミナーで「WEBライティング」に興味を持ち、WordPressやブログのことを知り、このブログを始めました。↓

セミナーが、新しいことを始めるきっかけになりました。
楽しいセミナーの選び方
ここまで、3つのセミナーをご紹介し、ハローワークのセミナーにも、面白そうなものがあることをお伝えしてきました。
しかし、ハローワーク主催の基本セミナー(「履歴書の書き方」など)は、たまに、眠たくなるほどつまらないモノもありまして…。
求職者のことを思って、やって下さっているのはわかるのですが、内容はネットで調べれば分かるようなことだったり、講師が「昔、人事部長でした」とか言ってるおじいさんだったりで、実際の転職活動に役立つかと言うと…?
すみません、愚痴です。
たくさんあるセミナーの中で「楽しい」セミナーを選ぶコツは…
ハローワーク主催ではなく、サテライトや外部委託先が主催しているセミナーを選ぶこと。
受講者を「女性向け」「40代向け」等に限っているようなピンポイントなテーマのものも、面白いかも。

失業中の方ではなくても受けられるセミナーもあったので、ぜひ最寄りのハローワークやホームページをチェックしてみて!
